モダン機能で作ったSharePointサイトに対するカスタマイズは、「SharePoint用アプリ」または「SharePoint Framework」を利用して行うことになります。
以前はこれらの方法で開発したパッケージを利用するにはテナント全体のアプリカタログに展開するという方法しかありませんでしたが、現在ではサイトコレクション毎のアプリカタログに展開するという方法がありますのでご紹介します。
サイトコレクションのアプリカタログに展開するメリット
サイトコレクションのアプリカタログに展開したパッケージは、そのサイトコレクション内でしか利用できません。そのためアプリの管理を含めてサイトコレクションの管理権限をユーザーに委譲することができます。
展開方法
サイトコレクションのアプリカタログはPowerShellで作成します。その後はいつもどおりです。
アプリカタログの作成
SharePoint Online管理シェルに接続(Connect-SPOService)した後、Add-SPOSiteCollectionAppCatalogコマンドを実行します。シンプルですね。サンプルコードをGitHubに上げてあります。
アプリの追加
サイトコレクションのアプリカタログを作成すると、該当サイトのサイト コンテンツ画面に「SharePoint用アプリ」というリストが出来上がります。後はいつもどおりこのリストへパッケージを追加し、言われるままに展開してください。
展開が完了したら、サイトにアプリを追加します。選択肢として先ほど追加したパッケージが増えていますのでソイツを選択してあげます。
以上、参考になれば幸いです。