SharePointのモダンサイトには、現在3つのテンプレートがあります。
- Office 365グループに接続されたチーム サイト
- Office 365グループに接続されていないチーム サイト(「その他のオプション」の中にあるもの)
- コミュニケーション サイト
それぞれの違いについて調べてみました。
まずは、それぞれの画面キャプチャを載せておきます。
だいぶん違うように見えますが、実際のところ使える機能に大差はありません。
以下に両者の差異をまとめていきます。
後から変更できるもの
ホームページに配置してあるWebパーツの違い
これは分かりやすいですね。
チームサイトはOffice 365グループの有無に関わらず
ホームページが賑やかですが、
コミュニケーションサイトだけホームページが空白になっています。
とはいえコミュニケーションサイトにも
チームサイトと同じWebパーツを貼ってしまえば
ホームページの機能は一緒になりますね。
外観の違い
Office 365グループに接続されたチームサイトだけ、
なんだか紫っぽいですね。
でもこれは初期状態で適用されている「外観」が他と違うだけです。
「外観の変更」機能で後から変更できます。
サイトの機能の違い
各サイトで「アプリの追加」をしようとすると、
コミュニケーションサイトだけ選択肢が少ないことに気づきました。
しかしこれは初期状態で有効になっている
「サイトの機能」の違いに起因するもので、
サイトを作成した後に変更できます。
Office 365グループに接続されているか否か
Office 365グループに接続されていないチームサイトでも、
後からOffice 365グループに接続することができます。
但しコミュニケーションサイトはOffice 365グループに接続できません。
後から変更できないもの
ナビゲーションの位置
チームサイトでは左に、コミュケーションサイトでは上にあります。
これは後から変更できません。
Office 365グループに接続できるか否か
チームサイトは接続可能ですが、コミュニケーションサイトは不可です。
外観の変更オプション
チームサイトでは「テーマ」と「ヘッダー」のみ設定可能ですが、
コミュニケーションサイトではこれに加えて
「ナビゲーション」と「フッター」を設定可能です。
サイトの土台が「クラシック」か「モダン」か
Office 365グループに接続されていないチームサイトだけは、
サイトそのものが「クラシック」なままになっています。
よってサイトの設定画面にマスターページギャラリーが残っていたり、
サイトを「テンプレートとして保存」する機能が残っていたりします。
管理者・開発者としては大事なところですが、
ユーザーとしては今のところこの違いを意識する場面は少ないと思います。
以上、参考になれば幸いです。